2010年1月26日火曜日

創業サポートセンターの業務が終了します

 東京都港区にあります「創業サポートセンター」が3月10日をもって、
サービスを終了することになりました。


 専門家相談員として2005年から登録をして、これまでに何十人もの
創業希望者の相談を伺ってきました。

 会社勤めとちがって、なんでも自分自身で決断し、進めていかなければ
ならないとき、こうした相談窓口は、心のよりどころとなり、情報収集する
拠点となり、起業者ご自身の考えを整理する場として、きっと役に立って
きたと思っています。

 やっぱりうれしいのは、相談のその後も連絡をいただいたり、困ったときに
また相談をいただいたり、お互い「プロ」として仕事をするようになったり
していることです。


 その窓口の一つがなくなってしまうのはさみしいですが、幸いなことに
行政機関をはじめ相談窓口はまだまだたくさんあります。

 そして、それぞれの相談窓口にも相性があるようです。

 大切なのは、自分には今何が必要なのか? を意識して、前へ進むことです。
 そうすれば、きっとベストの相談窓口でベストな相談員に会うことができるのでは
ないでしょうか。

2010年1月22日金曜日

初心に帰る

 中小企業大学校にて、中小企業診断士養成講座の講師を
努めてきました。

 担当は、「窓口相談」のロールプレイング実習の指導です。

 講師が相談役になり、受講生がアドバイザーとして相談に
のるという実践的なプログラムです。机上の勉強とは違い、
その場で相談者に共感し、適切なアドバイスをして納得させる
という1時間の相談を想定し、体験していただいていますが、
これがなかなか大変です・・・!

 相談者の思わぬ抵抗にあったり、思うように話が続けられなかったり、
(多少講師の意地悪もありますが~ごめんなさい~)。

 受講生の皆様には、コミュニケーションの大切さ、そしてもちろん
これまで勉強してきた経営に関する知識の大切さを再確認して
いただけたら嬉しいと思っています。

 また、自分自身にとっては、これから「中小企業診断士」として
活躍していこうという受講生の真剣な姿勢に感動するとともに、
相談者の気持ちさせていただけることで、アドバイザーの大切さを
体験すること、初心に帰ることのできる貴重な機会となっています。


 特に大切だと思うことは、自説を展開するだけでは心の中まで
納得させることはできないことを肝に銘じておくことです。

 本当に納得させるためには、心をこめて、丁寧に話しかけ、その人
本人の言葉を引き出していかなければならないのです。


 2月にももう一度同じ仕事で中小企業大学校に伺います。
 後半戦の講座も楽しみにしています!

2010年1月19日火曜日

経営・起業のテキスト執筆中

 起業のためのテキストをまとめています。

 自分が講義するためのテキストはこれまでたくさん書いてきましたが、
今取り掛かっているのは、『このテキストを使って起業希望者に教えて
あげられる』ためのもの。いわば、起業セミナー講師養成講座の
テキストです。

 むずかしいですね~。知っておいてほしいものはたくさんあるけど、
当然時間には制限があります(テキストはセミナーで使用)。

 ただ、受講対象者はすでに経営経験があるかた。

 実践で苦労されていること、身につけられた知識を、きちんとした形や
理論に置き換えて伝えていっていただくことは、説得力もありきっと
素晴らしい効果を生むと思います。

 あとは、モレが無いように。現場で苦手な部分や、未経験の分野に
ついてもしっかり教えていただけるように、いつでもテキストが役立つ
ように・・・と考えていると、量だけが増えていきます。

 締め切りとの闘いです・・・。