2011年2月15日火曜日

館山市行財政改革委員会・・・(2)

 今回の委員会では、館山市博物館分館(=旧県立
安房博物館)の運営について諮問することになりました。

 県立の博物館を館山市が譲り受けたものですが、
ただでさえ厳しい財政のなか、新たな財政負担となり、
問題になっています。
館山市博物館(分館)について
(現在は改装等が行われていて一部分のみオープン)

 譲渡の経緯は確認していませんが、そもそも千葉県
では維持できないから館山市に譲ったということも考え
られ、だとすれば今までと同じように館山市が運営する
のであれば同じようにお荷物になる可能性が高いという
ことになります。

 社会教育という観点からの必要性もありますが、当然
財政状況とのバランスから評価せざるを得ません。

 また一方で観光資源としての新たな活用方法を模索し、
お荷物から脱却させる可能性はないのでしょうか。

 いろいろな意見がでるなか、委員会は時間切れとなり
日を改めて検討することになりました。

 行財政改革を始め日々の仕事に真面目に取り組み、
努力している館山市職員の皆様に、少しでも参考になる
情報を提供できればと思います。

2011年2月14日月曜日

館山行財政改革委員会・・・(1)

 2年前より館山市の行財政改革委員会の委員を務めています。

 館山市は私の地元「鋸南町」を含む安房地方の
中心的な市で、母校(安房高校)のあるところですが、
高校卒業以来東京で暮らしているため、地元といっても
既に住民票を移してからのほうが長くなってしまっています。

 館山市よりお話しをいただいたときには、自分に
そんな仕事が務まるのかどうか心配したのですが、
それよりも地元で仕事が出来るといううれしさに引き
受けさせていただき、先週、次期2年間、再度委員を
委嘱されることとなりました。

 行財政改革の目標は歳入・歳出の均衡です。
 今、館山市では歳出が歳入を上回り、不足分は基金
(館山市のもつ貯金のようなもの)を取り崩さなければ
ならない状況となっています(つまり赤字運営)。

 現実的に歳入を増やすことは難しく、歳出をいかに
減らすかが課題なのですが、だからといってあっさりと
事業廃止、予算削減出来ないのが行政のつらいところ。

 どうしたら市民に納得していただき、制約の多い中で
すこしでも改善させることができるのか・・・。
 やっぱり大変なお仕事です。