2010年1月22日金曜日

初心に帰る

 中小企業大学校にて、中小企業診断士養成講座の講師を
努めてきました。

 担当は、「窓口相談」のロールプレイング実習の指導です。

 講師が相談役になり、受講生がアドバイザーとして相談に
のるという実践的なプログラムです。机上の勉強とは違い、
その場で相談者に共感し、適切なアドバイスをして納得させる
という1時間の相談を想定し、体験していただいていますが、
これがなかなか大変です・・・!

 相談者の思わぬ抵抗にあったり、思うように話が続けられなかったり、
(多少講師の意地悪もありますが~ごめんなさい~)。

 受講生の皆様には、コミュニケーションの大切さ、そしてもちろん
これまで勉強してきた経営に関する知識の大切さを再確認して
いただけたら嬉しいと思っています。

 また、自分自身にとっては、これから「中小企業診断士」として
活躍していこうという受講生の真剣な姿勢に感動するとともに、
相談者の気持ちさせていただけることで、アドバイザーの大切さを
体験すること、初心に帰ることのできる貴重な機会となっています。


 特に大切だと思うことは、自説を展開するだけでは心の中まで
納得させることはできないことを肝に銘じておくことです。

 本当に納得させるためには、心をこめて、丁寧に話しかけ、その人
本人の言葉を引き出していかなければならないのです。


 2月にももう一度同じ仕事で中小企業大学校に伺います。
 後半戦の講座も楽しみにしています!

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