2010年4月26日月曜日

事業仕分け

 自分の仕事にも、事業仕分けの影響を受けることになるかもしれません。


 23日の初日に仕分けの俎上に載った独立行政法人中小企業基盤整備機構
(以下 当機構)には、多くの中小企業診断士がかかわっており、私もその一人です。

 現在、当機構の運営する、中小企業・ベンチャー支援センター関東支部において
月1回の経営相談に出勤。また、中小企業大学校における講師依頼などを年数回
受けています。

 私は当機構の事業仕分けについて、必要な削減を是非すべきだとおもっています。

 マスコミでもよく取り上げられるように、天下りやなどの人事や、人件費などに無駄が
あるようならそれらはまず精査されるべきですし、成果のない事業も予算の無駄遣い
になりかねません。
 一方で、効率化や受益者負担が急激に進むと、中小企業への負担が重なり、必要な
支援を提供できなくなる恐れもありますので、そのバランスが今後の運営の課題となる
のではないかとも思いました。

 実際の事業仕分けがどんな風に決着したのかは、行政刷新会議を参照してください。

 その資料の中で、
 WG(ワーキンググループ)のコメントに次のようなものがあり、目に留まりました。

 「機構の専門家の資質にはバラツキが多く、人によっては中小企業が補助金等の
応募申請するときの書類作成指南役にしか存在意義がない(以下省略)」

 たしかに・・・。

 専門家とは私のように、経営相談を担当したり、企業に対するアドバイス、
コンサルティングをする人のことです。

 そして、機構に限らず「書類担当」「チェック担当」のような「専門家」を見かけます

 ただ、それは専門家ばかりが悪いのではなく、それを使っている機構や組織にも
問題があるのではないでしょうか。成果の出ない専門家を雇っておく民間のコンサル
会社がないように、クライアントのためには質の高い専門家を厳選して委託する
審査能力、管理能力が求められるはずです。

 決して、他では勤まらなかったけど、ここなら雇ってもらえる・・・というような場所には
なりませんように。

2010年4月14日水曜日

南房総の風景画家

 南房総を描く風景画家をご紹介します。

 「溝口七生(みぞぐちかずお)」私の父です。

 最近HPを整備したらしく、作品数も(以前に比べて)充実しました。HPはこちら

 小さいころから父といえば、自宅では仕事をしているか絵を描いているか、
のどちらか。父の仕事は小学校の教員で、教材や文集を作ったり(鉄筆にガリ版)
何かしら書き物をしていることが多かったと記憶しています。

 夕御飯のあとはビールを飲んでTVを見る・・・ということはほとんど無く、
世の中のお父さんといえば、そうやって自宅では仕事をしているものだと
思っていました。

 教職を退いてからは、絵一本。

 年に数回東京で個展なども開催しています。

 最近また画風が新しくなってきました。

 いつも真剣に、真摯に取り組む姿を尊敬しています。 

2010年4月7日水曜日

三流が大事

 三流のことができない人は、二流のことはできない。
 二流のことができない人は、一流にはなれっこない。

 先日、自分自身を見つめなおす機会を持つことがあり、その時に
教えていただいた言葉です。

 初めから一流の答えや行動はできるものではなく、階段を一歩一歩
上がるように、やっぱり下から登らないと頂上には着かないんですね。
わかってはいること、そして起業のセミナーでも私から受講生への
メッセージの中に必ず入っていることですが、自分自身のこととして
言われたときにその重みがどーんと違いました。

 仕事の上では、三流のことから「書き出してみる」ことが大切ですね。

 書き出すことによって「言語化」する効果、「視覚化」する効果があります。

 そしてもう一つ、この時教えていただいたのは、「忘れない」という効果です。

 この日は『行動すること、やり始めることの大切さ』を改めて認識したということと、
『自分自身が学ぶ立場になって体験することの大切さ』に気づくことができました。

 新年度も始まりましたね。

 なんとなーくがんばろうかな~・・・ではなく、
 そこからもう一歩、
 具体的な行動プランを(階段の一番下の段から)
 書き出して、
 踏みしめて、
 数センチでも上に登っていきたいと思います。









池上本門寺で、お花見