2011年11月28日月曜日

南三陸と女川、そして大川小学校

26日深夜に東京を出発し、27日一日をかけて、南三陸・女川を見てきました。

 今回の訪問では、実際に被災した方のお話をたくさん伺うことが出来ました。

 女川でご兄弟をなくされ、自らもストレスからパニック障害を起こされたという
語り部さん、南三陸で港を案内してくださったマリンパル事務局長さん。
 お二人とも、「被災地に行くのは辛いし見たくない」と声を詰まらせながらも
私たちのために、時間を割いて丁寧に案内してくださいました。

 「産業復興のために少しでも買い物をしていただきたい」

 「美しく、海の幸に恵まれたこの地区に、ぜひまた来て欲しい」という言葉を、

少しでも多くの方にお伝えすることで、お二人には御礼をしたいと思います。

 そして、心に残った訪問地がもう1つ。南三陸から女川へ向かう途中立ち寄った、
大川小学校の跡地です。
 広々とした校庭や、教室の一つ一つ。みんな大好きだったはずの学校の痛々
しい姿を目の当たりにして、本当に言葉にならない悲しさ、悔しさを感じました。
写真に収めればもっとお伝えできることもあったのでしょうが、自分の目に、
心に焼き付けるだけが精一杯で、カメラを向ける勇気も余裕もありませんでした。

 改めて、現地に行って感じることの大切さを考えさせられました。
 また、被災された皆様が一日でも早く心癒され、お元気になられますことを、
亡くなられた方へのご冥福を心よりお祈り申し上げます。