2010年6月7日月曜日

助成金を申請する効果について

会社を経営していて、お金のことで悩まない経営者はいらっしゃらないでしょう。

助成金や補助金のような返済しなくてもよいお金の情報なら、
大概の経営者は「どれどれ?」と身を乗り出してきます。

実際、助成金や補助金は研究開発、試作品製作、テスト販売費用など
売り上げには直結しないが事業成長には欠かせない費用のためのもの、
雇用促進のために人件費を補完するものなど、有益なものがいろいろあります。


ただし、単に「資金が不足しているから」という理由で安易に申請する
のは考え物です。

というのも、助成金、補助金のほとんどは「後払い」であり、運転資金
としてはあてにならないこと。
申請および終了報告に必要な書類や審査が煩雑なことなど、思った
より労力を要するものなのです。

申請時には「なんのために助成金が必要なのか?」を説明するための
計画書が必要です。

・いつ、だれが、どんなことをするのか

・なににお金を使うのか

・その計画によって何を達成するのか などなど。


「助成金がもらえるなら・・・」と軽い気持ちで申請書を書き始めたとしても、
内容が具体意的にならないと結局は行き詰まり、競争力の厳しい審査では
落とされてしまうのです。


一方で、申請をすることによって

「目標が明確になった!」  「やることがわかってきた!」

とおっしゃっていただけることも多々あります。

助成金をもらえればなおさらですが、申請書=計画書を作成するという効果が
実は大事なんじゃないかと思います。

一石二鳥!

・・・助成金をもらえなくても、一石一鳥は確実、かもしれません。

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